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足が上がらない時に気にする病気!筋肉や骨、関節の痛みに注意

足が上がらない…
これってもしかして何かの病気?
特別どこかが強く痛むとかではないんだけど…

足が上がらないという症状は、日常生活において大きな不便をもたらす可能性があります。また、実は大きな病気が隠れているなんてことも…。この記事では、足が上がらない原因となる病気について紹介していきます。

もし足が上がらない症状に悩んでいる場合は、以下の病気の可能性があります。もし気になる場合は病院を受診することをオススメします。

スクロールできます
脳や神経系の病気筋肉や骨の病気その他の病気
疑うべき病気・脳梗塞
・脳出血
・くも膜下出血
・多発性硬化症(MS)
・脊髄炎/脊髄症

など
・変形性関節症
・腓骨神経麻痺
・脊髄損傷
・筋ジストロフィー
など
・糖尿病性神経障
・末梢神経障害
・筋無力症

など
足が上がらないときに気にする病気
目次

足が上がりづらくなる脳や神経系の病気

足が上がりづらくなる脳や神経系の病気を表現している画像

足が上りづらくなる「脳や神経系の病気」を紹介していきます。いくつかの病気は複数のシステムに影響があるので、分類は参考程度と思ってください。

ここで紹介する病気は脳外科、脳神経外科が担当になります。

脳梗塞

脳梗塞は、脳血管の閉塞により、脳組織の血液供給が途絶える状態です。主な原因は血管の血栓または塞栓です。脳梗塞が足の運動に影響を与える場合、通常は片側の足に強弱のある麻痺や筋力低下が現れます。足の上げ下げや動作制御に問題が生じる可能性があります。

脳出血

出血は、脳内の血管が破裂し、出血が発生する状態です。これにより、周囲の脳組織に損傷が生じます。脳出血が足の運動に影響を与える場合、麻痺や筋力低下が発生することがあります。脳出血の場合、症状は出血の場所や程度によって異なります。

くも膜下出血

くも膜下出血は、くも膜という脳を覆っている薄い膜の下での出血です。通常は脳動脈瘤の破裂によって発生します。足の運動に関与する脳の領域が損傷を受ける場合、足の麻痺や筋力低下が生じる可能性があります。

多発性硬化症 (Multiple Sclerosis, MS)

多発性硬化症は、中枢神経系の自己免疫疾患であり、神経の脱髄が起こります。足の筋力低下、運動の鈍化、疲労感などが一般的な症状として現れることがあります

脊髄炎/脊髄症

髄炎は脊髄の炎症を指し、脊髄症は脊髄の異常を示します。これらの状態によって足の運動や感覚に障害が生じることがあります。具体的な症状は炎症や異常の原因と場所によって異なります。

足が上がりづらくなる筋肉や骨の病気

足があがりづらくなる金忍苦や骨の病気を表している画像

次に「筋肉や骨の病気」を紹介していきます。ここで紹介する病気は整形外科や神経外科が対応です。

変形性膝関節症

変形性膝関節症は、関節軟骨の磨耗や関節の変形によって引き起こされる関節疾患です。

加齢や過度の負荷、関節の怪我などが原因となることがあります。この病気では、膝関節の痛み、腫れ、運動制限が現れます。進行すると、足の曲げ伸ばしの制約によって足が上らなくなることがあります。

腓骨神経麻痺

腓骨神経麻痺は、腓骨神経が損傷を受けることによって引き起こされる状態です。主な原因は怪我や圧迫です。腓骨神経は足の運動を制御する役割を果たしており、麻痺や筋力低下によって足の上げ下げが困難になることがあります。

脊髄損傷

脊髄損傷は、過剰な外力を加えられることで、脊椎が骨折、脱臼を起こした際に生じます。脱臼や骨折がなくても、加齢変化で生じた脊柱管の狭いところに、外傷が加わったりすることで脊髄損傷が生じる場合もあり年を重ねると起きる怖い病気です。

脳梗塞

脳梗塞は、脳血管の閉塞により、脳組織の血液供給が途絶える状態です。

主な原因は血管の血栓または塞栓です。脳梗塞が足の運動に影響を与える場合、通常は片側の足に強弱のある麻痺や筋力低下が現れます。足の上げ下げや動作制御に問題が生じる可能性があります。

筋ジストロフィー

筋ジストロフィーは、筋肉の変性や筋力の低下を引き起こす遺伝性の疾患群です。

多くの種類がありますが、デュシェンヌ型筋ジストロフィーが最も一般的です。この病気では、筋肉が次第に弱っていき、歩行や運動能力に問題が生じます。足の筋力低下により、足が上がらない症状が現れます。

足が上がらなくなる、その他気をつける病気

足が上がらなくなる気をつける病気を表す画像

「脳や神経系の病気」と「筋肉や骨の病気」以外を紹介していきます。分類については複数に影響があるので、このような「その他」で分類にしています。

糖尿病性神経障害

糖尿病性神経障害は、長期間の高血糖が神経にダメージを与えることで発生する糖尿病の合併症です。

足に痛み、しびれ、または感覚喪失が生じることがあります。これにより、足の筋力低下や協調性の低下が生じ、足の運動に支障をきたすことがあります。

末梢神経障害

末梢神経障害は、末梢神経がダメージを受けることによって引き起こされる状態です。

例えば、糖尿病性神経障害や神経炎が末梢神経障害の一例です。足の末梢神経が影響を受ける場合、足の感覚の異常、しびれ、筋力低下が生じることがあります。

筋無力症

筋無力症は、神経と筋肉の接触部である神経筋接合部の障害によって筋肉の動作が弱くなる状態です。足の筋力低下や疲労感が特徴的な症状として現れることがあります。

「痛みがあり気づきやすい病気」と「痛みがなく気づきづらい病気」

痛みあり気づきやすい病気痛みが感じづらい病気
脳や神経系・脳梗塞
・脳出血
・くも膜下出血
・多発性硬化症(MS)
・脳炎/脳脊髄液減少症
筋肉や骨・変形性膝関節症
・脊髄損傷
症状や進行状態による
その他症状や進行状態による・糖尿病性神経障害
・末梢神経障害
気づきやすい&気づきづらい病気

紹介してきた病気は、「痛みが出て分かりやすい病気」と「分かりづらい病気」があります。

足が上がらない時は痛みがあるか、ないかを基準に参考にしてみてください。しかし、症状や進行状態によっても痛みがあったりなかったりします。そのため、一般的に痛みが出やすいかを基準に表にしてみました。

痛みがあり気づきやすい病気

脳梗塞

一部の患者では、脳梗塞によって引き起こされる頭痛や顔面の痛みを感じることも。

脳出血

脳出血によって引き起こされる頭痛や局所的な神経圧迫による痛みを感じることがあります。

くも膜下出血

くも膜下出血によって引き起こされる頭痛は、非常に激烈な痛みを伴うことがあります。

多発性硬化症 (MS)

MSの進行によって、痛みやしびれ、筋肉のけいれんが現れることがあります。

痛みを感じづらい病気

糖尿病性神経障害

糖尿病性神経障害による足の感覚障害やしびれは、痛みを感じにくくすることがあります。

末梢神経障害

末梢神経障害による足の感覚異常やしびれは、痛みを感じにくくすることがあります。

脳炎/脳脊髄液減少症

これらの疾患では、痛みを主要な症状とすることは稀です。

痛みがある場合はすぐに病院を受診することを強くお勧めします。すでに病状が進行している可能性は最悪歩けなくなるだけではなく、寝たきりになり日常生活を送れなく病気もあります。

筋肉の低下や疲労により足が上らない可能性も

足の筋力が低下している場合や長時間の立ち仕事や運動による疲労が蓄積している場合、足が上らないことがあります。この場合は、足の筋力を向上させるための適切な運動やストレッチを行うことが重要です。

もしかしたら病気ではない可能性もあります。痛みが伴わない場合はストレッチと筋トレをすることで症状が改善するケースもあります。

詳しくは下記の記事で記載しています。

足が上がりづらくなる病気についての疑問

何科を受診すればいいですか?

脳や神経系なら脳外科、脳神経外科。筋肉や骨なら整形外科。その他で分類した病気なら内科を受診しましょう。 受診時に痛みがあることを説明し、検査をしてもらいましょう。

病院に行ったら特に異常がありませんでしたが痛みがあります

気になる場合は受診する病院や受診する科を変えてみることをおすすめします。

しっかりとした検査をしていない場合は再度受診して医師に説明し、検査をしてもらうことをおすすめします。またセカンドオピニオンを活用し、お金はかかりますが別の病院で検査をしてもらうことも候補にいれてみてください。

痛みを放置するとどうなる?

筋肉系のトラブルの場合、炎症が収まれば痛みは少なくなりますが、病気だった場合は入院や手術に至るケースもあるでしょう。年を重ねて入れば、自分の足であるけど車いす生活や介護を受けることもあるので注意してください。

まとめ

足が上がらない原因になる病気を紹介してきました。足に痛みがある場合はすぐ病院を受診しましょう。一般的に痛みが出やすい病気と出づらい病気がありますが、人によって症状は様々です。大事にならないように専門の医師から診断を受けてみましょう。

特に足や腰、背中に痛みがあり歩きづらさを感じている場合は整形外科。もしそれでも以上がない場合は脳外科、脳神経外科を受診して検査をしましょう。

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この記事を書いた人

株式会社インシルで商品開発を行っています。関わる人たちにいつまでも元気でいてほしいという思いをこめ、インシルマガジンで健康情報を更新中。シニアの健康情報からその子供世代向けの記事を執筆している。
基本、体が弱く体調不良の方がインシルのスープで元気になってほしい。

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